第144章

「こちらへどうぞ、VIPルームをご案内します。まずはお二人のお好みのスタイルに合わせてウェディングドレスをいくつかご紹介し、その後試着をしていただきます」

「ありがとうございます」前田南は望月琛の腕に寄り添いながら中に入った。

二人が座るとすぐに、店員がドリンクとお菓子を運んできた。

「華やかなデザインがいいわ。マーメイドラインが素敵ね、ロングトレーンのものも悪くないわ」前田南は昨日たくさんのビデオを検索していた。

しかし、ネットでどれだけ見ても、実際に試着するほど分かりやすいものはない。

会話を通じて、店員は二人の関係性を察した。女性側の意見が通り、男性側は女性が喜ぶかどうかを気...

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